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虫刺され、あせもの薬で税金がお得になる? 夏の「セルフメディケーション税制」活用術

キャンプやバーベキュー、花火大会にフェスなど、夏は屋外でのイベントが盛りだくさん! そんなアウトドアの必需品といえば、帽子、うちわ、ひんやりタオル、そして虫除けグッズや虫刺されの薬も欠かせませんよね。実はこの中に、減税につながるアイテムがあるんです。ここでは税金がお得になる「セルフメディケーション税制」と、その対象となる商品をご紹介します。

虫刺されにあせも、市販薬でケアすれば減税できる?

蚊などの虫に刺されたり、あせもができてしまったりと、夏は何かと肌トラブルが起こりやすい季節です。こういったトラブルを市販のクリームや軟膏などでケアしている方にチェックしてほしいのが、セルフメディケーション税制です。

セルフメディケーション税制とは、医療費控除の特例として2017年にスタートした制度のこと。簡単に説明すると、日頃から健康に気をつけていて、かつちょっとした不調は市販薬などを利用しつつ自分自身でケアする方は減税しますよ、という取り組みです。

具体的には、以下の要件に当てはまる場合にセルフメディケーション税制が適用されます。

・適用を受ける年に、健康の維持増進及び疾病の予防への一定の取り組みをしている
・対象となるスイッチOTC医薬品を12,000円以上購入している

定期検診や予防接種、がん検診などを受けており、かつ対象となる医薬品を12,000円以上購入した場合、その額を超えたぶん(上限88,000円)が所得税から控除されます。

ただし、医療費控除(医療費の自己負担額が年間で10万円を超えた場合、確定申告をすると10万円を超えたぶんが所得から控除される制度)と同時に適用することはできません。年間の医療費が10万円を超え、さらにスイッチOTC医薬品を12,000円以上購入している場合は、医療費控除かセルフメディケーション税制どちらかを選ぶことになります。

セルフメディケーション税制対象の薬はどう見分ける?

さて、セルフメディケーション税制適用の要件でもある「スイッチOTC医薬品」とは一体どんなものでしょう。

スイッチOTC医薬品は、医療用から一般用に切り替えた医薬品のことです。医師による処方箋は必要なく、薬局やドラッグストアなどで購入できます。

では、薬局やドラッグストアにある市販薬のすべてがセルフメディケーション税制の対象商品かというと、そうではありません。対象商品かどうかを見分けるには、まずはパッケージをチェックしましょう。「セルフメディケーション税控除対象」のマークがついていれば、対象商品です。
ただし、対象商品でもマークがついていないものもありますので、わからないときは薬剤師に聞いてみましょう。

また、ほとんどの場合、レシートの記載で対象商品がわかるようになっています。レシートは確定申告の際に必要になりますので、必ず保管しておきましょう。

虫刺されやあせものケアに使える、
セルフメディケーション税制対象の薬

夏に出番が多い虫刺されやあせもの薬の中にも、セルフメディケーション税制対象の商品があります。以下に、その一部をピックアップしました。
家に常備しておきたい、レジャーの持ち歩き用にこれから購入したいと考えている方は、どうぞご参考に。

<効能・効果に「虫刺され」「あせも」が含まれる市販薬>
・ アインAD軟膏EX
・ アセムヒEX
・ アレルギールSK
・ 液体ムヒアルファEX
・ エンクロン軟膏EX
・ オイラックスPZ軟膏
・ 近江兄弟社メンタームEXアルファクリーム
・ カアムDXゲルM
・ キュルミナンEX9液
・ キンカンピラック
・ クーペαクリーム
・ コートfAT軟膏
・ コンプラックPCジェル
・ セロトピー軟膏
・ デルマレチゾンPV軟膏
・ PVAアルファEX液
・ ピュアクイックS軟膏
・ フジアローEX
・ プレバリンα軟膏
・ マエックHD
・ マニューバEX11ゲル
・ ムヒアルファEX
・ メディストロクリーム
・ メンソレータム メディクイッククリームS
・ ラクピオンEXゲルα
・ リビメックスコーワ軟膏

(令和元年5月20日時点)
※対象となる製品は定期的に見直しされ、追加や削除が行われます。詳しくは厚生労働省サイト内「セルフメディケーション税制対象品目一覧」で確認できます。

セルフメディケーションの強い味方! 薬剤師に相談を

普段から常備している薬を対象商品にするだけで、節税につながるセルフメディケーション税制。せっかくなら活用したいところですが、虫刺されやあせもの薬だけでも上記に挙げた以上にありますし、厚生労働省が定めるスイッチOTC医薬品の有効成分は、平成31年4月15日現在で86。セルフメディケーション税制の対象商品数は、1,700以上にものぼります。これほどたくさんの商品から症状にあったものを自力で探すのは、なかなか難しいかもしれません。

そんなときは、薬局やドラッグストアの薬剤師に相談しましょう。セルフメディケーション税制の対象かどうかも含め、一人ひとりの症状にあわせた市販薬を提案してくれるはずです。

薬のプロのアドバイスも受けながら、お得なセルフメディケーション税制を活用してはいかがでしょう。