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2019.06.28更新

授乳中のつらい風邪、我慢するしかない? 飲める薬があるかも!

出産や産後の育児で疲れがたまっていたり、毎日の夜間授乳で身体が弱っているママは、体調不良に陥りがちです。風邪を引いてしまうことも。ただでさえ辛い風邪なのに、「授乳中は薬をもらっても、断乳しなきゃ飲めないし…」と、自己判断で、病院に行かず、薬も飲まずに我慢していませんか?
実は、授乳中でも飲める薬があるんです。

ママの風邪は母乳から子どもに感染る?

授乳中のお母さんが風邪をひいた時、母乳を通して、赤ちゃんにウイルスが感染することはあるのでしょうか?
母乳は血液からできていますが、一般的な風邪やインフルエンザは母乳を介して赤ちゃんにうつることはありません。むしろ母乳には、赤ちゃんをいろんな病気から守ってくれる免疫物質が含まれているので、心配だからと断乳せず、いつも通り飲ませてあげましょう。

ただ、せきやくしゃみで赤ちゃんがウイルスに感染してしまう可能性はあるので、風邪かなと思ったら十分にうがい手洗いをして、マスクを着用するようにしてください。

授乳中の風邪、断乳しないと薬は飲めない?

母乳は、お母さんの血液をもとにつくられているので、薬の成分は母乳中へも移行します。しかし、母乳中に移行する薬の成分は非常に少ないことがわかっており、赤ちゃんに影響を及ぼす可能性は低いといわれています。なかには授乳をやめたほうがいい薬もありますが、一般的な風邪薬を短期間服用する程度であれば、赤ちゃんへの影響を心配しなくて大丈夫です。

現に、国立研究法人国立成育医療研究センターは、「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」として、約100種類の成分を発表しています。

ただし市販の風邪薬を自己判断で服用するのはやめましょう。必ず病院や薬局で相談してください。医師や薬剤師は、授乳中であることを理解したうえで薬を処方してくれるので、出された薬は、安心してきちんと飲みきりましょう。我慢して飲まずにいると、症状が悪化して赤ちゃんのお世話ができなくなってしまうかもしれません。市販の風邪薬を購入する場合は、セルフメディケーション税制の対象になる場合があります。これは、一部の成分を含む市販薬の購入費が免税になるという制度です。薬を選ぶ際に、この点も薬剤師に相談してみるといいでしょう。

また、風邪ではなく、ほかの病気にかかっている可能性もあります。例えば、咳が長く続く場合には、マイコプラズマ肺炎や百日咳、アレルギー性の病気も考えられます。高熱が出る場合はインフルエンザの可能性も。自己判断せず、医療機関を受診することをおすすめします。また、産後は免疫の低下して感染しやすいので、ぜひ予防接種を受けましょう。インフルエンザワクチンは授乳中に接種しても赤ちゃんに悪い影響をあたえることはありません。 むしろ、授乳中はお母さんのインフルエンザ感染を予防することが大切で、予防接種をうけることがすすめられています。

断乳して薬を飲む場合はおっぱいのケアを!

薬を服用する際、病院の方針や医師によっては断乳をすすめられる場合もあります。母乳の分泌が良い人は、急に母乳をストップすると乳腺炎などのトラブルなどにもつながるので注意が必要です。乳腺炎は風邪に似た症状が出るため、最初は気づきにくい場合もあります。乳首が痛んだり、おっぱいが張る場合は、こまめに母乳を絞るなどおっぱいのケアをしましょう。

ママが風邪をひいたら?婦人科or内科?

お母さんだけが風邪をひいた場合、普通は内科を受診しますが、赤ちゃんを連れて内科を受診するのは気を遣うもの。赤ちゃんを連れての長い待ち時間は大変ですし、インフルエンザの時期は、子どもへのウイルス感染のリスクもあり気が気じゃありません。

そこでおすすめなのは、お世話になった産婦人科です。一般的な風邪であれば婦人科でも薬はもらえます。また、風邪だと思っていたら乳腺炎だったという場合でも、診察・治療をしてもらえます。婦人科であれば、授乳をどうするかを相談でしやすいので安心です。

そのほか、小児科と内科が両方あるクリニックも、子ども連れで行きやすくおすすめです。赤ちゃんとお母さんが一緒に風邪をひいた場合は、小児科を受診してください。お母さん分の薬も処方してもらえることがあるので、受付時に聞いてみてください。

気軽にできる、風邪症状を和らげるセルフケア

授乳中はただでさえ水分不足になりやすいので、意識してこまめに水分補給をしましょう。身体を温めるしょうが湯や、むくみや冷えに良いといわれる黒豆茶、のどの痛みにははちみつ大根湯などを試してみるのもおすすめです。とはいえ過剰摂取はNG。適量をリラックスして飲みましょう。また、空気の入れ替えと室温・湿度を整えてください。

何より大切なのは身体をしっかり休めることですが、家事と育児をしないわけにもいきません。風邪のひきやすい時期は、家事はできるだけ最小限にして育児だけで済むよう、食事の冷凍ストックを常備しておくなど工夫しましょう。パパに協力してもらったり、ファミリーサポートセンターや一時預かりなどを利用して、数時間でもしっかり睡眠をとれるように心がけてください。

赤ちゃんと一番近くにいられる授乳期は、長いようであっという間。ひとりで我慢しないで、近所の薬剤師さんやかかりつけのお医者さんや自治体など、たくさんの味方をみつけて、母乳育児を楽しんでください。