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つわりがひどい人は要チェック! 妊娠初期のつわり対策&オススメの食べ物をご紹介

妊婦さんの50〜90%が体験すると言われているつわり。妊娠初期の4週目〜6週目あたりからはじまり、12週目から16週目あたりで終わるとされていますが、実際にどんな症状があるのでしょうか? また、どんな対策があるのでしょうか? つわりがひどい人が知っておきたい、つわりの原因や、つわりタイプごとの解消法、つわりの時にオススメの食べ物などをご紹介します。

吐き気、頭痛、だるさ…つわりはなぜ起こるの?

つわりは多くの妊婦さんが経験するものの、その度合いには個人差が。軽度で、「ちょっぴりだるい」や「においに敏感になった」くらいの人から、「吐き気がすごくて食欲がゼロ」や「つらすぎて横になっているのがやっと」という日常生活に支障が出る人までさまざまです。

一般的につわりの症状は以下のようなものが挙げられます。
・吐き気、嘔吐
・胃のむかつき
・頭痛
・だるさ
・眠気
・食欲減退
・においに敏感になる
・便秘や下痢

ではなぜ、つわりが起こるのでしょうか?実は、現代の医学をもってしても答えが見つかっていないんです。諸説あるのでいくつかご紹介します。

つわりの原因その⒈ ホルモンバランスの乱れ

妊娠するとホルモンバランスが変化します。胎盤をつくるために、黄体ホルモンのプロゲステロン量が急増したり、黄体ホルモンが減らないようにして、妊娠に適した体と子宮内環境をつくるためにhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が作られたり。つわりの時期とこの変化は同時期なので、ホルモンバランスの乱れが原因かもと推測されているのです。

つわりの原因その2. 酸性に変化した体をアルカリ性に戻そうとする反射

妊娠すると、ヒトの体は酸性に傾くことがわかっています。そうすると体は元のバランスに戻そうという働きが起こります。そこで酸性の食べ物、肉や魚などを食べるとつわりがひどくなるという説があります。

つわりの原因その3. アレルギー反応

なんと、胎児を異物と体が勘違いをしてしまい、アレルギー反応を起こしているという説もあります。花粉症の花粉のような体の反応です。

そのほか、体の防衛本能で無理しないようにしている説などもあります。つわりがある人はもちろん、ない方も、妊娠初期はなるべくゆったりと体を休めて過ごしてください。

つわりはいつからいつまで続くの? ピークはいつ?

つわりの期間は、症状同様、個人差があります。一般的にはつわりは妊娠4〜6週目ではじまり、12週目〜16週目で落ち着いてくると言われています。つわりのピークは、7週目、8週目、9週目あたりでしょうか。ピークがないという人もいるため、一概には言えないところです。

まれに、妊娠後期につわりが発生したりぶり返したりする人もいます。しかしこの原因は、赤ちゃんが大きくなり、胃や腸を圧迫することが原因です。

つわりを楽にする方法はあるの? 必要な対策は?

つわりのタイプによって対策が違うので、それぞれの解消法をご紹介します。

つわりがひどくて食欲がなくなるタイプの対策

気持ちが悪くて何も食べたくないという人は多いのではないでしょうか。これは「吐きつわり」と言われるタイプです。つらいですが、薬などは飲めないため、食べやすいゼリーや麺類を食べるか、水分補給とビタミンや葉酸などの必要な栄養素をサプリメントなどで補給してください。

赤ちゃんの栄養分は、すでに母体にある栄養でまかなえるので、無理に食べようとしなくても大丈夫です。

お腹が空くとつわりがするタイプの対策

空腹時につわりがする人は、「食べつわり」と呼ばれるタイプで、常にお腹を満たしたくて食べすぎになりがちです。1日の総合量は変えずに、1回の食事量を減らして小まめに食べる工夫をしてください。

とにかくだるい、眠いつわりのタイプの対策

だるくて動けない、眠くて仕方がない時は、無理せず休んでください。家事や仕事で休めない人もいると思いますが、そこは割り切って、短時間でも休憩を。よく30分以内の睡眠が体をリフレッシュさせると言われていますが、妊娠中も同様。隙を見て寝てください。

心身ともにリラックスを優先して!

ほかにも、よだれが大量に出て不快に感じる「よだれつわり」タイプや、においに敏感になる「においつわり」タイプなどもありますが、いずれのタイプも、まずは無理せずリラックスすることが大切。

例えばハーブティーを飲んだり、アロマオイルをかいだりして癒されてみてください。もちろん、どんなハーブがいいか、香りがいいかは個人差がありますが、ハーブならペパーミント、アロマはレモンやグレープフルーツなどの柑橘系などがオススメです。

つわりがひどい時にオススメの食べ物、一挙紹介

つわりがひどい人でも食べられたという声が多い食べ物をご紹介します。基本的には、温かいものより冷たいものという傾向あり。また、水分が多くさっぱりしたフルーツや野菜は食べられた人が多いようです。

<主食系>
・そうめん

<タンパク源>
・豆腐

<野菜系>
・トマト

<果物系>
・りんご
・みかん
・いちご

<乳製品>
・アイスクリーム

<飲み物>
・炭酸飲料
・水

赤ちゃんのために、つわりがひどい時にでも「葉酸」は摂ろう!

現代人は飽食なので、カロリーに関しては不足することはまずありません。ただ、ビタミンやミネラルの補給は意識して欲しいところ。

厚生労働省が妊娠初期に摂取することを推奨している「葉酸」は、サプリメントで賢く摂ることをオススメします。摂取量の目安は、栄養補助食品から400㎍です。

そのほか、ビタミンB6なども重要なので、マルチビタミンも食事やサプリで摂取してみてはいかがでしょうか。

家事に仕事に忙しい現代の妊婦さん。つわりがひどい時は、体調第一と割り切って

現代人は忙しく、妊娠しても働いている人も。また二人目の妊娠の時は、子どもの世話に家事にとのんびり休む暇がない人もいると思います。

会社や家族が協力的であれば、つわりがひどい時は、心置きなく安静にしていることができますが、世の中まだまだ理解がされないところも。また、「休んでいいよ」と言われても、自分自身が「迷惑かけて悪いな」とモヤモヤしてしまうこともあるでしょう。

でも今は、赤ちゃんにとって大切な時期。体の基礎となる脊髄や視神経が作られている時期です。「妊娠中だから」「妊娠初期の間だけだから」と、割り切ってしまってOK。多くの先輩ママたちが体験してきています。

無理せず、できる限り心身ともにリラックスして毎日を過ごしてみてください。

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