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2020.04.23更新

冬から春は乾燥に注意、肌トラブルを防ぐ基本の保湿ケア+α

空気が冷たく乾燥する冬は、肌が乾燥しやすい季節。湿疹、かゆみ、かさつき、シワなどの、肌トラブルのほとんどは乾燥が原因です。暖かくなってきたからといって安心はできません。花粉や埃が多く舞い、紫外線が強くなりはじめる春も引き続き肌の乾燥に注意が必要です。乾燥肌を防ぐために、保湿ケアと生活習慣を見直してみましょう。

乾燥肌はどうして起こる?

乾燥肌とは、肌の水分や皮脂が失われ、肌のバリア機能が低下した状態です。入浴や洗顔の後に肌のつっぱりを感じたら乾燥肌の注意信号です。

 

健康な肌では、表皮の外側にある角層で、皮脂膜、細胞間脂質、天然保湿因子が、外部の刺激から肌を保護して、水分の蒸散を防いでいます。しかし、空気の乾燥、紫外線、生活習慣の乱れなどから、細胞間脂質や細胞内の天然保湿因子が減少すると、細胞と細胞をつなぐ力が弱まり、肌のバリア機能が低下します。

 

バリア機能が保たれている肌は、皮膚の新陳代謝であるターンオーバーによって古い細胞と新しい細胞が入れ変わり、肌の乾燥を防いでいるのです。

乾燥肌の症状と対策

乾燥肌が進むと、カサカサ、粉吹き、ひび割れの症状が起こり、かゆみや湿疹を伴うこともあります。最も症状が出やすい三大部位は、手、かかと、すね。このほかにも、角質が厚くなりやすい肘や膝も、気がつくとガサガサしていることがあります。

 

手は洗う回数が多いため、濡れる・乾くを繰り返すうちに皮脂が失われ、手荒れが起こりやすくなります。食器洗いなどの水仕事は、ゴム手袋をするといいでしょう。

 

かかとは、角層が厚いため、皮膚が硬くなり、ひび割れが起こりやすい部位です。歩くときに力がかかるため、一度ひびわれが起こると治りにくく、割れた部分からの出血や菌が入ることで別の病気にかかる恐れもあります。保湿クリームはお風呂上がりに塗ってすぐに靴下をはくと効果が高まります。

 

すねは、皮脂が出にくい部分なので自然に乾燥してしまいます。保湿クリームを塗って早めに予防しましょう。

 

バリア機能の低下による肌の乾燥は、顔のシワ、シミ、たるみなどの原因にもなります。乾燥肌が悪化すると敏感肌になってケアが難しくなってしまいます。毎日の洗顔と保湿ケアを心がけましょう。

冬と春の乾燥は違う

冬は湿度と気温が下がるため、空気が乾燥して肌の水分が失われやすくなります。室内も暖房器具(エアコン)の長時間使用で、空気が乾燥しやすい状態です。また、寒さによる血行不良で体が冷え、新陳代謝が下がることも肌の乾燥につながります。

 

エアコンを使用するときは加湿器を併用するなど、空気が乾燥しない環境をつくり、暖房の風が直接、体に当らないように配慮しましょう。体が冷えないように、温かいものを飲み、代謝をよくするものを食べ、入浴、ストレッチなどで体の中から温める習慣を取り入れてみてはいかがでしょう。

 

春もまだ空気が乾燥しています。花粉や埃、紫外線の刺激を受けやすく、肌には厳しい季節です。皮膚についた花粉や埃が気になりますが、手・顔・体を洗う際、こすり洗いをしたり、洗浄力の強い石けんで皮脂まで落としたりしてしまうと、肌のバリア機能が低下してしまうので注意。洗った後はすぐに保湿ケアをして、外出するときは紫外線対策も忘れずに。

 

また、加齢とともに皮脂の分泌量が減り、肌のターンオーバーの周期も長くなるため、肌は非常に乾燥しやすくなります。年齢に合わせた保湿ケアを心がけましょう。口やのどが渇くときは、肌の細胞の水分も失われているので、こまめに水分補給をしましょう。

保湿ケアはやさしく洗い、うるおいを閉じ込める

 

フェイスケアは、まず、クレンジングと洗顔を見直してみましょう。いろいろなタイプのクレンジング剤がありますが、乾燥しやすい肌にはクリームやミルクがおすすめ。指の腹でメイクと馴染ませて汚れを浮かせて水で流します。洗顔料は、よく泡立てて使います。たっぷりの泡を肌の上でころがして汚れを吸着させ、ぬるま湯ですすぎます。熱いお湯だと肌を乾燥させてしまいます。よくすすいだら、やわらかいタオルで水分を拭き取ります。

 

保湿は、化粧水、美容液、乳液、クリームの順に行います。化粧水で水分を与えて美容液の保湿成分が浸透しやすい状態をつくります。美容液は加齢とともに減少するヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなどの成分を配合したものを取り入れてもいいでしょう。最後に乳液とクリームでフタをして水分の蒸発を防ぐという流れです。

食事・睡眠・運動で乾燥しにくい肌づくり

運動不足や寝不足も乾燥肌の原因になります。肌のターンオーバーは、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって促進されます。運動不足で筋肉が衰えると血行不良で栄養が肌まで届きにくく、寝不足によって肌のターンオーバーが乱れます。正しいサイクルでターンオーバーが行われるように、規則正しい生活で、夜更かしは避けましょう。ターンオーバーが活発になる午後10時~深夜2時をできるだけ含め、睡眠は7時間をキープするのが理想的です。

 

また、肌のターンオーバーを正常に保つには、毎日きちんと栄養を摂取することも大切です。肌のターンオーバーサイクルを正常に維持するためにも、1日3食、バランスのよい食事を心がけましょう。

 

<参考URL>

ルネッサンス 健康・ダイエットコラム 冬の大敵!乾燥肌の原因と実践したいシーン別対策

https://www.s-re.jp/magazine/health/24/

一般社団法人千葉医師会 今月の健康コラム 乾燥肌の予防・対策

https://www.chiba-city-med.or.jp/column/042.html

同上 肌のお悩み「乾燥肌」

https://www.chiba-city-med.or.jp/column/013.html

同上 春の肌トラブル

https://www.chiba.med.or.jp/general/topics/medical/medical_12.html

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